冬の貧血|薬膳食材・ドライフルーツでの予防対策法&温活法をご紹介
冬になると、貧血に悩まされる方が増えるのはなぜなのでしょうか。倦怠感や立ちくらみなどの貧血の原因は、寒さからくる手足の冷えや慢性冷え性の悪化と考えられます。
ドライフルーツの「桑の実(マルベリー)」や「グリーンレーズン」、木の実の「くるみ」は、貧血に効果が期待できる代表的な薬膳食材です。本記事では、鉄分が豊富で体を温める食べ物や温活法をご紹介します。貧血に負けず、元気に冬を乗り切りましょう。
- ・冬の貧血にある2種類の原因
・寒さからくる貧血の原因その1「鉄欠乏症貧血」
・寒さからくる貧血の原因その2「寒冷凝集素症」 - ・冬の貧血|具体的にどんな対策をすればいい?
・対策その1「鉄分を摂取しよう」
・鉄分を豊富に含む食材一覧
・対策その2「温活して体調を整えよう」
・冷え性予防につながる食材一覧 - ・冬の貧血|普段の食事に取り入れやすいドライフルーツ3選
・高栄養価スーパーフード:桑の実
・鉄分含有がプルーンの3倍:グリーンレーズン
・ビタミンEも豊富:薄皮くるみ - ・冬の貧血|もりひさ屋のドライフルーツ・乾燥食材で美味しく予防対策
冬の貧血にある2種類の原因

寒さが厳しい冬に、手足の冷えやだるさ、立ちくらみの症状がひどく出る場合は、以下の貧血の原因を疑ってみましょう。
- ・鉄欠乏症貧血
- ・寒冷凝集素症
それぞれについて解説します。
寒さからくる貧血の原因その1「鉄欠乏症貧血」
貧血とは、血液中の赤血球が減少した状態やヘモグロビンが低下した状態をいいます。鉄欠乏症貧血は、体内の「食事によって吸収される鉄」と「体から失われる鉄」のアンバランスから起こります。そして、私たちの体のすみずみまで酸素を運んでくれるヘモグロビンの「鉄」が不足すると以下の症状が現れます。
- ・動悸
- ・息切れ
- ・疲労感
- ・爪の乾燥
- ・便秘や下痢
- ・手足の冷え
冬にこのような症状があれば、鉄欠乏症貧血である可能性が考えられます。
寒さからくる貧血の原因その2「寒冷凝集素症」
寒冷凝集素症は、「寒冷」の字のとおり冬に起こりやすい病気です。以下の症状が出たら注意が必要です。
- ・立ちくらみ
- ・息切れ
- ・だるさ
- ・手指・足の紫がかった変色
症状は鉄欠乏症貧血と似ています。しかし、寒冷凝集素症は国に認められた指定難病で、寒さの影響で血液循環が悪くなり、体内の赤血球が壊れ貧血を引き起こす怖い病気です。
もし、気になる症状があれば、速やかに血液内科などを受診し、医師の判断を仰ぎましょう。
※「難病情報センター」https://www.nanbyou.or.jp/
冬の貧血|具体的にどんな対策をすればいい?

冬の貧血は、毎日の食事や生活習慣の見直しで予防できます。ではどのようにすればいいのでしょうか。具体的にみていきましょう。
対策その1「鉄分を摂取しよう」
貧血は、体内の鉄分を補うことで対策できます。鉄分の1日必要摂取量成人約10㎎を毎日3回の食事で摂取する工夫をしましょう。
鉄分を多く含む食材だけではなく、卵や大豆製品などたんぱく質と一緒に摂ることが大切です。鉄の吸収を良くするため、ビタミンCを多く含む野菜や胃液の分泌を促す酢や梅干しなども積極的に取り入れましょう。
鉄分を豊富に含む食材一覧
鉄分を多く含む食材は、以下です。
分類 | 食材例 |
動物性 | ・牛・鶏のレバー・赤身肉 ・あさり・牡蛎など貝類 ・イワシ・さんま・カツオなど血合いの多い魚類 |
植物性 | ・青のり・ひじきなど海藻類 ・緑黄色野菜 ・ドライフルーツ ・アーモンド・くるみなど木の実類 |
また、料理に鉄鍋などを使い、鉄分補給をする方法もあります。
対策その2「温活して体調を整えよう」
私たち人間の理想的な体温は、36.5~37度といわれています。温活では、平熱を理想的な体温まで上げるのが大切です。
日常的に気をつけたいのは、「冷たいものを飲みすぎない」「体を冷やす食材は避ける」「体を動かし筋肉量を増やす」。日頃からバランスの良い食事を心がけ、体を温める食材を積極的に取り入れましょう。
冷え性予防につながる食材一覧
冷え性改善が期待できる食材は、以下です。
分類 | 食材例 |
動物性 | ・牛肉・羊肉・鶏肉 ・鮭・マグロ・カツオ・サバ |
植物性 | ・生姜・にんにく・ネギなど冬が旬の野菜 ・人参・蓮根・ゴボウなど根菜 ・味噌・納豆など発酵食品 ・ナッツ類・アボカドなど |
いつもの食事にプラスしやすいナッツ類は、ビタミンEも豊富で、忙しい方にもおすすめです。
冬の貧血|普段の食事に取り入れやすいドライフルーツ3選

貧血になりやすい冬は、鉄分を豊富に含む食材、体を温める食材を摂り入れると良いとわかりました。この章では、普段の食事に簡単に取り入れやすい、貧血に効果が期待できるドライフルーツなどを3つご紹介します。
高栄養価スーパーフード:桑の実 黒(ブラックマルベリー)
桑の実は、小さな粒々が集まった形の果実で、マルベリーとも呼ばれます。ビタミンやミネラルなど栄養素が豊富で、鉄分も多く含んでいるため、貧血予防に効果的です。
女性は月経などで貧血になりやすく、自覚症状がないまま進行する「かくれ貧血」の方も多いので、特に注意が必要です。もりひさ屋の「桑の実 黒」は、添加物を一切使わず、成熟した実を天然干しした天然もの。栄養価を残し、しっとり良い食感に仕上げました。そのままヨーグルトのトッピングに。お湯を注ぐだけで薬膳フルーツティーにも。
鉄分含有がプルーンの3倍:グリーンレーズン
グリーンレーズンは、レーズンのなかでもミネラル、ビタミン、アミノ酸などの栄養価が高く、特に鉄分はプルーンの3倍の含有量。
もりひさ屋の「グリーンレーズン光緑」は、ぶどうの世界的産地トルファンが特産の黄緑色が美しいレーズンです。トルファンの伝統的な干し小屋で約1ヶ月半、ゆっくりと自然乾燥しました。マスカットの爽やかな香りと甘味で、柔らかくジューシー。素材本来の味わいが楽しめます。ぜひそのままお召し上がりください。忙しい朝にもおすすめです。
ビタミンEも豊富:薄皮くるみ
くるみやアーモンド、松の実など木の実類も鉄分を多く含む食材。手軽につまんだり、料理のトッピングにしたりと、普段の食事に使いやすくとても重宝します。
もりひさ屋の「薄皮くるみ」に豊富に含まれるビタミンEは、動脈硬化や血栓予防にもつながる栄養素で、その名も「若返りのビタミン」。そのままでも美味しく食べられて、料理にも手軽に使える「薄皮くるみ」をぜひお試しください。
冬の貧血|もりひさ屋のドライフルーツ・乾燥食材で美味しく予防対策

寒さからくる冬の貧血の原因は、「鉄欠乏症貧血」や「寒冷凝集素症」かもしれません。これらの予防対策には、鉄分不足の補強と温活が有効的です。
本記事では、鉄分が豊富で体を温める食べ物や温活法をご紹介しました。もりひさ屋のドライフルーツ「桑の実(マルベリー)」や「グリーンレーズン」、「薄皮くるみ」は、貧血に効果が期待できる代表的な薬膳食材です。毎日の食事に取り入れ、冬の日々を健康に過ごしましょう。
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